« 10月28日(水) かわなかのぶひろ先生 | メイン | 10月31日(土) 金のたまご文学賞・・準備 »
2009年10月29日
文芸特殊研究Ⅰ 11/05/09
後期第六回 ささきばらごう先生
―概要―
宮崎アニメから考える「構造と反復」
・今回のキーワード
物語(または制度)・反復・近代
・今日の観点、物語の「舞台」
「ハウルの動く城」(2004)
「千と千尋の神隠し」(2001)
「天空の城ラピュタ」(1986)
「ルパン三世~カリオストロの城」(1979初監督映画)
「未来少年コナン」(1978初監督アニメ)
「赤胴鈴之介」(初の演出作品)
→「城」を連想させる建物が舞台
(建物の主、歯車、エレベーター、建物を上下に動く、落とし穴という共通点)
これらの元になっているイメージは、「王と鳥」1955、ポール・グリモ監督、フランスアニメ
さらにさかのぼると、、、「メトロポリス」1926、ドイツ→地下工場、未来都市、バベルの塔の比喩。
→城は単なる舞台ではない。イメージが物語を持っている。
ここから言えること。
・人は何かを理解するときに無意識のうちに、物語的な文脈を手がかりにしようとする。そのような思考回路をあらかじめ持っている。現実をその物語から解釈している→われわれは物語という制度の下に生きている。
例:9.11テロの映像をどのように見たか。テロリストと同じ物語を共有していたのではないか。
<差異と反復>
反復において、一度限りの出来事が生成される。同じことを言っていても昨日と今日では違う。デジタルデータも、昨日と今日とは空気が違う、自分が違う、場所が違う。出来事が起こるということは常に違う。
<オリジナリティ>
・表現や創作の第一歩は「自分でもこんなことをしてみたい」(=反復)という気持ち。
・しかし実際に行って「自分がやるとこうなる」「自分ならこうする」という現実にいたる。
・他では置き換え不可能な何か」(=差異)はそこに生じる。
―お知らせ―
来週は成澤先生の授業です。
投稿者 yamashita : 2009年10月29日 17:05
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://yamashita-kiyomi.net/mt/mt-tb.cgi/645
